ダイソーのアクリル絵の具は買い?プロが発色と耐水性をガチ検証
ダイソー アクリル 絵の具は、単なる学用品の枠を超え、いまやクラフト愛好家から現役のアーティストまで巻き込む大きなムーブメントとなっている。税込み110円という驚異的な手軽さでありながら、店頭に並ぶチューブの数々はプロの目を疑わせるほどの色彩を見せる。店頭で見かけるたび、「本当に実用に耐えるのか」と半信半疑になる人も多いだろう。
実際、アトリエで本格的な制作に挑むプロの画家でさえ、予備の着色用としてダイソー アクリル 絵の具をまとめ買いする姿が見られる時代だ。業界最大手の株式会社大創産業が展開するこの定番アイテムは、一体どこまで画材としての本質に迫っているのか。発色や乾いた後の耐久性、さらには他社製品との差異に至るまで、現場目線で徹底的に解剖していく。
プロも認める発色と耐水性?100均画材の限界に挑む

チューブから出した瞬間の伸び、そして乾燥後の耐水性。この2点において、近年の100円ショップが取り扱う画材の進化は目覚ましい。一般的に低価格な水性塗料は顔料の濃度が薄く、乾くと白っぽく色褪せやすいイメージがつきまとう。しかし、実際に紙や木材に塗布してみると、隠蔽力の高さに驚かされる。一度乾燥してしまえば水滴を弾き、耐水性塗料としての堅牢な皮膜を形成するのだ。
もちろん、絵の具を水で極端に薄めすぎると着色力が落ちる側面はある。それでも、原液に近い濃度で扱った際の発色スピードと定着感は、日常のちょっとしたリメイク作業には十分すぎるスペックだ。水彩絵の具とは異なり、乾いた後に塗り重ねても下が滲みにくい性質は、表現の幅を確実に広げてくれる。
セリア製品と徹底比較!ダイソーが誇る隠れた強みとは

同じくクラフトファンから絶大な支持を集めるライバル、株式会社セリアの製品と比べるとどうなのか。実際に両者のチューブを並べて塗膜を比べると、明確なキャラクターの違いが浮かび上がる。セリアのアイテムは、ナチュラルでくすみのあるニュアンスカラーやパステル系のバリエーションが豊富で、そのまま塗るだけでトレンド感のある雑貨に仕上がるのが特徴だ。
対する大創産業のラインナップは、原色系の力強い発色とまとまった内容量の多さが強みだ。混色してオリジナルの色を作りたい時や、広い面積を惜しみなく塗り潰したい場面では、ダイソー側に大きな優位性がある。用途や目指す質感に応じて使い分けるのが、失敗を避ける賢い選択と言えるだろう。
プラモデルやDIYで失敗しない!水性塗料の塗り方と下地処理

プラスチック製のプラモデルやツルツルした合板を使ったDIYプロジェクトにおいて、そのまま筆を走らせるのは禁物だ。プラスチック表面は塗料を弾きやすく、ムラや剥がれの原因になる。筆ムラを防ぎ、ピタッと固着させる秘訣は丁寧な下地作りに尽きる。
まずはパーツの表面を目の細かいサンドペーパーで軽く削り、細かい傷をつけて食いつきを良くする。さらに、専用のプライマーや水性塗料用の下地スプレーを軽く吹いておくだけで、色のノリは激変する。塗る際は一度に厚塗りせず、薄い層を2回から3回に分けて乾かしながら重ねるのが、プロっぽい滑らかな表面を作る基本だ。
仕上がりを格段に上げる!トップコート活用の裏技
塗装が完了した後、そのまま放置していないだろうか。完成度を一段上のレベルへ引き上げ、塗膜をキズや摩擦から守るために不可欠なのがトップコートによる仕上げ作業だ。艶消し(マット)や光沢(グロス)のスプレーを最後にひと吹きするだけで、100均塗料特有のチープなツヤ感が一瞬で消え去る。
特にプラモデルのつなぎ目や手で触れる機会の多いDIY小物には、耐久性を高める透明のトップコート層が欠かせない。光の反射を整えることで色のまとまりが生まれ、まるで高級フィギュアやプロの工芸品のような重厚な質感が手に入る。
リキテックスやターナー色彩製品と何が違う?専門画材との壁
では、老舗専門メーカーであるリキテックスやターナー色彩株式会社が手掛けるプロ用のアクリル絵具と比べた場合、決定的な違いはどこにあるのか。最大の差は、長期間日光に晒された際の耐光性と、耐薬品性や固着力の精密度にある。専門画材は数十年単位での保存を前提に最高品質の顔料とアクリル樹脂が調合されている。
ダイソーのアイテムは日常的なクラフトや短期の展示、練習用としては申し分ない性能を持つが、美術館に飾るような永年保存の絵画作品では、経年変化による退色のリスクが残る。用途の重要度に応じて、プロ向け画材と手軽な100均画材を賢く使い分ける視点が重要だ。
キャンバス制作からミニチュア塗装まで!最新の活用レシピ
近年SNSを中心に話題を呼んでいるのが、テクスチャーペーストとアクリル絵具を混ぜ合わせて作る立体的なキャンバスアートだ。張りキャンバスにナイフでザクザクと絵の具をのせていく現代的なアートワークなら、大容量で惜しみなく使えるダイソー製品の良さが遺憾なく発揮される。
さらに、繊細な筆仕事が求められるミニチュアの塗装や、木彫作品の彩色など、アクリル絵具が活躍するフィールドは広がり続けている。高価な画材に気後れして創作をためらうくらいなら、手軽な道具で今すぐ手を動かしてみる。それこそが、新しい趣味の扉を開くもっとも確実な一歩なのだ。 (出典: ダイソー アクリル 絵の具(Yahoo!ニュース))